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Interview with Petite Meller

ペティート・メラーが
東京の街に舞い降りた

2019.07.31 interview music

ある晴れた日の東京。
渋谷のスクランブル交差点に、LAを拠点に活動しているミュージシャン、ペティート・メラーの姿が。
ガーリーなファッションスタイル、ミステリアスで独特な空気感。
カリスマ的な人気を誇る彼女が、アリオナ・コノノヴァのドレスに
ヴィンテージの着物を羽織った姿はまるで映画のワンシーンのよう。
東京が大好きだという彼女は、どんな風にこの街を楽しむのだろう。

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私にとってこの東京の街は、
おとぎの国みたい

「日本に来たのはこれで5回目。ファッションショーのモデルをしたのがきっかけだったんだけど、日本の人たちにも文化にも、一瞬で恋しちゃった。初めて日本で撮影をしたときに、富士山に行ったんだけど、緑の樹々の中に霧が掛かっていて、まるで天国のようだった。あるときは長野に行って、温泉の中で撮影をしたこともあって、野生の猿と一緒に湯船に浸かって撮影したことは今でも忘れられない経験だわ」。
 ペティートのミュージックビデオでは、ケニアで撮影された「Baby Love」や映画「モンゴル」にインスパイアされ撮影もモンゴルで行われた「The Flute」など、度々色々な街や国が舞台になっている。パリでフランス人の母とポーランド人の父の間に生まれ、15歳でイスラエルに引っ越し、その後ロンドンやNYを拠点に音楽活動を行うなど、様々な国をバックグラウンドに持つ彼女が、これほどまでに東京に興味を持つ理由を知りたくなった。
 
「私は東京の建物がすごく好き。お台場の景色は、今私が住んでいるLAにちょっと似ているなって思う。あと、渋谷の狭くて小さな居酒屋さんとかも面白い。食べ物はお好み焼きが最高に大好き!
 今回は東京でファッションの作品が撮りたくて、日本人のクリエイターたちが中心となって撮影したの。流動的なエネルギーを持つカメラマンのTakako Noelやアートディレクターのmottyをはじめ、人や文化のシンプルで洗練された感性が面白くて好きなの。日本人はヘアとメイクのテクニックも本当にレベルが高くて、作品作りはいつも本当に楽しい。ロンドンやニューヨークでも現地にいる日本のクリエイターと仕事することがあって、私の髪のカットもいつも日本人のヘアメイクアップアーティストにお願いしているのよ。
 今回の撮影では、東京の大好きな場所を回って、道の真ん中に立って私がどんな風に感じるかを試してみたの。ここ、渋谷のスクランブル交差点もその大好きな場所のひとつ。あとCurios Tokyo storeや代官山蔦屋はいつも私を楽しませてくれるショップね。東京の街はいつも私をおとぎ話の世界を歩いているような気分にしてくれる。」

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旅することで
世界を知ろうとしているの

 「今はLAを拠点に活動しているけど、私は色々な街を旅して回ってインスピレーションを受けているの。中でも一番影響を受けているのはアフリカかな。キリン、フラミンゴの動物たちの生命の美しさや、アフリカのリズム。アフロボンゴとか、モンゴリアンフルートとか、私が曲で使っている楽器も、そんな街に出会えたからこそ。私は地理が得意じゃないから、旅することで世界を知ろうとしているの」。
気になる街に直接足を運んでは、得たインスピレーションをペティートらしいロマンチックなエッセンスで音楽へアウトプットしてきた。世界への好奇心が旺盛な彼女は、周囲のスタッフの見つけ方も彼女らしい方法だった。
「いつもお願いしているスタイリストやディレクター、マネージャーもみんなフェイスブックとインスタグラムで見つけたの。私のビデオに登場している人たちも、ロケの撮影中に出会って、その場で声を掛けてキャスティングしているのよ。どんどん世界が小さくなっている今の時代、今いる場所がメキシコであろうと、ノルウェーであろうと日本であろうと関係ない。好きなアーティストと一緒にクリエイティブなことができるのよ。今の世界はクリエイティブミックスで、私はそれを“my lil empire(私の小さな帝国)”と呼んでいるの。ちなみに、今の私の夢は、アニメデザインをしているファンと出会って、私のアニメキャラクターを作ってもらうこと!」

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空港を巡りながら作った
夏らしいニューシングル

ピンクのチークにフェミニンな衣装を身にまとい、ドラマチックな彼女らしいスタイルを貫きながら、時代に柔軟に合わせて音楽を楽しむペティート。先日、そんな彼女の3年ぶりとなる新曲『Aéroplane』が発表された。今年の冬にリリース予定のニューアルバムに向け、封切り一発目となるこの曲は、彼女の母のルーツである北アフリカのウェディングドラムを使用した、夏らしいアップビートなヌーヴォ・ジャジー・ポップとなっている。
「新しいシングル『Aéroplane』は、ずっといろんな国を旅して、Airpodsとairdropsを使いながら、空港を巡っていたときに作ったの。あと、エチオピアの民族の鳥がリズムを踏んでいるのを真似したようなダンスにも影響を受けた。私はこうやって街のパワーを受け取って、みんなに曲を届けているのよ」。
『Aéroplane』はSpotifyで絶賛配信中!ぜひチェックしてみて。(リンクはこちら。
 


 

PHOTO_Takako Noel(L Management)
STYLING_Haya Vider, Nao Koyabu
HAIR&MAKE_Hitomi Matsuno, Kaori Nukima(CLeFhair&works)
COORDINATE&DESIGN_Motoko Marui(NII), Saki Nihei(NII)

information

profile

Petite Meller

パリ生まれのシンガーソングライター。ガーリーなファッションに身を包み、ブロンズのヘアとピンク色のチークがまるでお人形のよう。ニューアルバムのリリースを控えた彼女のインスタは要チェック!@petitemeller