PERK

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Our Muse in Tokyo

今、Tokyoを楽しくする50人 vol.1
中条あやみ、伊勢春日、ケイコ・ハドソン 、山瀬まゆみ、菊乃、ハル 、大城琴美、ミユ、長尾悦美、アユミ・ターンブル、サキエ ミウラ

2018.12.28 interview

街に抱くイメージや感じる魅力はやっぱりその街にいるひとが作っている。
本号のテーマは「東京」。
パーク編集部は写真家フィッシュ・チャンといっしょに、
今の東京を楽しくしてくれている50人の女性に会ってきました。
彼女たちは東京に何を見出し、活躍の場に選んだのだろう。
全4回に渡り、それぞれのスタイルでこの街のミューズとなった50通りの生き方から、
まだ見ぬ東京を感じたい。

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“東京は個性を認めてくれて、個性を発揮させてくれた街”
―― 中条あやみ(女優)

Ayami Nakajo(Actress)

2016年にシャネルのアンバサダーに就任し、
今や中条さんは東京を代表するファッションアイコンだ。
「仕事で海外や地方に行くことも多いですが、
上京当時から移動中によく眺めていた東京タワーは、
見ると帰ってきた感じがしてとても安心するランドマークです」。
2018年の3月に行われた日本アカデミー賞では
新人俳優賞を受賞し、一躍日本を代表する女優への階段を上った。
「東京の良い意味でお互いを干渉しすぎない感じが、
初めて自分という個性を受け入れてもらえたような
気持ちがしました。自由な街だからこそ個性を発揮でき、
いろんな挑戦ができるのもこの街のおかげです」。
トップス¥5,940(Rainbow Disco Club)、
イヤリング¥10,800、チョーカー¥19,440
(ともにTHE Dallas/ザ ダラス ラボ.)

 
STYLING—maiko
HAIR&MAKE—Raishiro Yokoyama (Yolken)

 

 

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食やファッションがある街で
“遊びに”行く感覚でアートに出会う
―― 伊勢春日(VOILLD Director / Curator)

Haruhi Ise(VOILLD Director / Curator)

2014年、東京・中目黒のビルのB1Fにオープンした
アートギャラリー、VOILLDのディレクターを務める伊勢春日さん。
絵画から映像をはじめ手軽にアートピースを購入することが
できるPOP-UPやアートイベントなど単なる展示にとどまらない
新しいギャラリーのスタイルを展開している。
「日本だと、まだ堅いイメージのあるアートを、服を選ぶような感覚で
楽しんでもらいたい。洋服屋さんや美味しいご飯屋さんがたくさんある
中目黒で気軽に“遊びに”きてもらえる場所にしたいですね」とのこと。
視察も兼ねて最近では海外出張も増えているという伊勢さん。
今後もVOILLDから目が離せない。

グラフィックデザイナー、アートディレクターなど、
多彩な顔を持ち幅広い分野で作品制作を行う安田昂弘さんの
個展「Concrete」も1/8まで開催中。ぜひチェックしてみて。

 

 

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“東京は故郷なので心のよりどころ。
だからこそ今の自分らしい表現ができる”
―― ケイコ・ハドソン(プロップスタイリスト)

Keiko Hudson(Prop stylist)

「生まれも育ちも東京の私にとってまさに故郷。
ロンドン留学中は真剣に移住しようと考えた時期もあったんですが、こっちに戻り
プロップスタイリストの仕事をして思うことは、心のよりどころがある東京だからこそ
今の自分らしい表現ができるんだなって。大事な人はみんな東京に住んでいて、
私のすべてが詰まっている都市です。だから東京であれば渋谷でも新宿でも
どこでも大好き!」。ケイコ・ハドソンさんから伝わる東京愛。
ずばり東京の魅力とは?「東京は選べばどんなライフスタイルでも送れる!
区を越えると街の環境、人も変わるから自分のやりたいことに合わせて
フレキシブルに街を選ぶべきですよね」。

 

 

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“国境をこえてフラットでいたい、良くも悪くもぎゅっとした街”
―― 山瀬まゆみ(アーティスト)

Mayumi Yamase(Artist)

ロンドン芸術大学に留学後、東京を拠点にライター、編集者として働く傍、
アーティストとしての製作活動を追求する山瀬まゆみさん。
コム デ ギャルソン ガールのハンドバックのペイントが記憶に新しい彼女の作品は
細胞が増えていくような抽象的で国籍を感じさせないニュートラルな作風が東京の
街によく似合う。「東京は良くも悪くもカルチャーがぎゅっと一所にまとまった街。
SNSの普及でカルチャー的にはどんどん国の境のがなくなっているからこそ、
もっとフラットな街になればいいなと思います」。

 

 

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“ハマったら抜けられなくなる
中毒性のある街なんだと思います”
―― 菊乃(パープルシングス デザイナー)

Kikuno(PURPLE THINGS Designer)

デザイナーとして活動後、東京のストリートシーンで支持されるスケートやヒップホップにインス
パイアされたブランド〈パープルシングス(PURPLE THINGS)〉デザイナーとして活躍する菊乃
さん。世田谷生まれ、渋谷区育ちの菊乃さんにとってベースにある東京の魅力について尋ねると
「探さなくても、生まれ育った場所ですでにおもしろいことが起きていた。ある意味東京について
まだ何も知らないのかもしれません」とのこと。実は地元があまり好きではない、という菊乃さん。
「ハマってしまったら抜け出せなくなるのが怖い、中毒性があるのかもしれません。私もハマってし
まっているひとりなのですけれどね」。

 

 

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“集まる場所とひとりの空間
ひとつの街に共存するふたつの時間軸が面白い”
―― ハル(HIGH(er) mgzine編集長)

haru.(HIGH(er) magazine Editor In Chief)

「同世代の人と一緒に考える場を作ること」をコンセプトに政治やフェミニズムなど取り上げにく
いテーマを積極的に取り上げる「HIGH(er) magazine」編集長のharu.さん。東京の中心で本
音を発信する等身大の姿勢が印象的。「仲間と集まって一緒に議論したり、もの作りしたいとき人
がすぐ集まれるのが東京のいいところだと思う」というharu.さんにお気に入りのスポットを聞くと
「二子玉川のオアシスのような空間がお気に入り。人と会う時間とひとりでいる時間。同じ東京の
中なのに、時間の流れが違う。喧騒の中に気がつかれない秘密の場所のような空間があってその
ギャップがおもしろいと思います」。

 

 

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“東京はトレンドや新しいものに対しての
キャッチがすごく早い街”
―― 大城琴美(スーパー エー マーケット/トゥモローランド ウィメンズバイヤー)

Kotomi Oshiro(SUPER A MARKET/TOMORROWLAND Women’s Buyer)

メゾンから知る人ぞ知るブランドまでハイセンスなアイテムがバリエーション豊富にそろう、スー
パー エー マーケットは東京のファッション界に新しい風を吹き込んだ。世界観を作るバイイング
を立ち上げから行っているのが大城琴美さん。「東京はトレンドや新しいものに対してのキャッチ
がすごく早い。一見ミーハーなようで、裏を返すとアンテナの感度が高いからだと思います。私は
バイヤーとして、ファッションがより楽しくなってほしいという思いで、個性や多様性を楽しめるよ
うなラインナップをこのお店では考えています。コアなブランドも色んな年齢層にチャレンジして
ほしいし、東京全体のファッションをもっと楽しく盛り上げていきたい」。

 

 

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“どれだけ探求できるかは自分次第な気がしています”
―― ミユ(モデル)

miu(Model)

好きな音楽イベントがあれば必ずそこに出向き、ワークパンツや音楽Tシャツを愛用する。モデルと
して活躍していながらもなぜか距離が近く感じるのは、彼女のフットワークの軽さとインディペン
デントな生き方によるものだろう。「私が東京でかっこいいなと思う人は大体90年代から活躍して
いた人が多いんです。気になる場所には足を運んで探す時代だったから、インプットで得られる量
も違う気がする。今の時代、どれだけ探求できるかは自分次第な気がするので、感性のままに柔軟
に動きたい。SNSとか表面的なものが基準じゃなく、もっと内面的にオリジナルな動きをする人が
東京に増えたらいいなと思います」。

 

 

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“街で見かける一片一片のビジュアルが
脳裏に残っている”
―― 長尾悦美(スタイル&エディット バイヤー)

Yoshimi Nagao(STYLE&EDIT Buyer)

髙島屋「スタイル&エディット」のバイヤー&スーパーバイザーとして買い付け以外にもリニューアル店
舗のマテリアル選びやPRまで関わる長尾悦美さんは、東京において売り買いされるリアルなファッショ
ンマーケットを作り出すひとり。「街で見かける一片一片のビジュアルが無意識にストックされて脳裏に
残っているんです。それをパズルのように組み合わせることで自分のファションの気分やトレンド感の
流れが浮かび上がってくる」という長尾さんが今注力するのは「Fashion Prize Of Tokyo」の審査員と
してのお仕事。「東京のファッションをどう世界に推していくか、力を入れていきたいと思っています」。

 

 

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“東京はたまに疲れちゃうけど、
自分の興味のある静かな場所を開拓したい”
―― アユミ・ターンブル(モデル)

Ayumi Turnbull(Model)

クールな表情と金髪がトレードマークのアユミさんはニュージランドで生まれ育ち、東京に拠点を
変えてから2年が経つ。「最近、東京での思い出は人生で初めての引っ越し。電気からガスの手配
まですべて自分でやって大変だったけど、なんだか楽しかったな。普段は写真を撮るのも、絵も描
くのも裁縫をするのも好き。だから新しい家に大きいキャンバスを置きたいし、最近買ったミシン
も早く使いたいんです。東京の街へ出かける時はいつも静かな場所を選びます。2日前にも上野の
東京都美術館のムンク展を観に行ったんですがすごい感動しました。東京はたまに疲れちゃうけ
ど、これからも自分の興味のある静かな場所を開拓していきたいな」。

 

 

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“憧れがあっても中身までは染まろうとしない
そこが東京らしくて好きなところです”
―― サキエ ミウラ(ヘアスタイリスト)

Sakie Miura(Hair Stylist)

THE OVERSEAはほかにはない絶妙なニュアンスのヘアスタイルを作り出すことで、著名人の
ファンも多い。「東京の方を見て感じるのは、自分の中でロールモデルがあっても、あくまで自分
があって中身までその人に染まろうとしない。でも、そこが東京らしくて好きだなとも思います。」
ニューヨークとも所縁が深いSAKIEさんは、海外を知ったからこそ日本らしさを感じる場所が好
きなのだとか。「八雲茶寮という和食料理屋さんがおすすめです。ここで食べる朝ごはんは最高
で、日本の美しさを空間から堪能できる場所。ここに来ると日本人で良かったと改めて思います」。

 

 

 

PHOTO—Fish Zhang