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maika loubte

マイカ・ルブテ
オルタナポップの新星登場! 最新作は写真集付き

2016.09.08 music

ティーンの頃から作詞・作曲・宅録を始め、電子音と色鮮やかなヴォーカルが
混ざり合ったポップサウンドで注目を集めるマイカ・ルブテ。
最新作には友人クリエイターたちと共作したフォトブックも付けるなど、
音楽だけに止まらないインディペンデントなエネルギーに惹かれます。

ボーダーレスでいることを追求するのが自分らしさ

 

──マイカ・ルブテとしてのバックグラウンドを教えてもらえますか?

私はフランス人とのハーフで、幼少期に日本、フランス、香港などを転々としていたんです。音楽はクラシックピアノを長くやっていたんですが、中2のときに『ザ・ ビートルズ 1』を聴いて、その普遍的なパワーにものすごく惹かれて自分でもやってみたくなって。当時はフランスにいて、あまり言葉も喋れなくて友達もいなかったので(笑)、電子音を使って1人で録音していくのが楽しかったんです。日本に帰ってきてからも、近所のリサイクルショップで発掘したシンセとかを使うようになって、今のスタイルになりました。

 

──今回のアルバムはセカンドアルバムにあたるんですよね。

ファーストは10代の頃に作った曲をまとめたもので、わりと思春期風というか、感情的な曲が多かったんです。歌詞も全部日本語で。でも今回は作りたいものや音楽が少しずつ変わってきて、もっと感覚的な、自分が聴きたいものを作ろうと思った。歌詞も英語やフランス語や日本語を響きや語感で合わせて、どこの国で聴いてもはまるような、スライムっぽい、ジェルみたいな感じ(笑)。自分の内面を掘り下げていくような前作と違って、今回はいろんな場所にアクセスできる、外に向かっていくようなイメージかもしれないです。というのも、10歳くらいのときに入ったフランスのインターナショナルスクールでの、言葉はわからないけど他の部分でコミュニケーションを取ろうとした感覚がすごく鮮烈に残っていて。結局、音楽が自分のなかで唯一言語を超えられるものなのかなと思ったんです。そういうボーダレスなものを追求するのが自分らしさなのかなっていうのは、今回のアルバムを作りながらもすごく感じたこと。世界中に届くポップ・ミュージックは本当にホンヤクコンニャクだなって思うんです(笑)!

 

──CDとは別に、フォトブックを付けたのはどうしてですか?

今はたまたま友達に恵まれていて(笑)。周りにヴィジュアル作りをしているアーティストの子たちが多かったので、「次はこういうの付けようよ!」って言われたことから。私自身は変に裏方気質というか引っ込み思案なので(笑)、フォトブックって自分では思いつかないようなアイディアだったんです。でも、音楽以外の入口が増えたらいいな。

 

──他にもBuffalo Daughterの大野由美子さんがプロデュースしている曲があったり、いろいろな人との化学反応が楽しい作品ですよね。

そうなんです! 今回からMother Terecoの2人にミックスもお願いしていたり。電子音自体がそうなんですが、エラーとか押し間違いから曲が生まれたり、予想できないところから新たな可能性が生まれるのが楽しいんです。『Le Zip』全体が、そういう感覚でできた作品。気軽に聴いてみてもらえたら嬉しいです。

information

P130-B

『Le Zip』

(アートブック付き”42ページ” 発売中)

英語、フランス語、日本語が共存するヴォーカルをのせたポップでエモーショナルなシンセ・サウンドが心地良いニューアルバム。Mitch Nakano、Yukari Shinomiyaなどのクリエイターが参加したフォトブック付き。

www.maikaloubte.com