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Interview with Okamoto Reiji
about Streaming music

OKAMOTO’Sのオカモトレイジさんに聞く
インターネット時代の今、
新しい音楽のディグり方

2019.12.06 interview music

レコードやカセットテープ、CDを求めに街へ出掛けなくても、
ストリーミングサービスや映像配信ですぐに新しい音楽と出会えることができる
便利な今、みんなはどうやって自分の好きな音楽を探してる?
OKAMOTO’Sのドラマー、DJとしても活躍し、
常に幅広くアンテナを張っているオカモトレイジさんなら、
このインターネット時代の模範となる新しい音楽のディグり方を
教えてくれるような気がしてお話を聞いてみました。

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一人で辿り着けなかった曲は
インスタのDMでメッセージ

 今ではインターネットから映像や音楽をディグしていくのが当たり前になり、音楽を聴くプラットフォームも様々。SNSやツイッターなど、デジタルツールにアンテナを張っているディグりの達人、オカモトレイジさんはどうやってデジタルコンテンツと付き合っているんだろう。「デジタル配信でいうと、Youtubeでよくチェックするのは「ニートTOKYO」ですね。あのドキュメンタリー感や、出演しているみんなが面白くてついつい見ちゃいますよね。でも僕の場合、音楽でも洋服でもディグるのはインスタがメインです。インスタで気になるものを見つけたらすぐにDM(ダイレクトメッセージ)をしちゃうんです。特に海外の人にDMをすることが多いんですけど、知らない人でも超フランクに返事が返ってきます。たまたまSNSで見つけた気になる音があればそのURLをPCに送って、シャザムして、そのアーティストが誰なのかを見つけるのですが、それでも分からない場合はそのアカウントにDMして「あれって誰の曲ですか?」って直接聴いちゃうんです。他にも最近あったのが、水原希子ちゃんから海外のデザイナーのショーのストーリーが送られてきたんです。「この動画で使われているこの曲、誰の曲か知ってる?」って。シャザムをしたけど出てこなかったので、デザイナーに直接DMで聞いてみたら返事がくるんじゃないかと思い、DMしてみたら本当にそのデザイナーから返事が来て、その曲名を教えてもらえたんです。これって今の時代だからできることですよね。でも、フラットにDMしたほうが良いと推進しつつも、人に聞く前は自分自身が最善の手段を使って探せなかった時だけ。常にディグに対する努力は怠らないことが大切だと思っていいます。デジタル、インターネットの情報だからといってしっかりと吸収する前に流れるままに次にいっちゃう人が多いなって感じていて、そこはなんだかもったいないなって思います。やっぱり、何かひとつのものを掘るとき、苦労が詰まったプロセスがあるとその情報って一生忘れない。辿り着くまでの道のりが欲を増幅させますしね」。

 

 

ディグって見つけた音楽は
お金を払って所有権を持つ

どんな時代でもまずは自分で努力をして探し出すことがディグりの基本。そんな苦労を経て、新しく出逢った音楽をどう聴いているのだろう?「僕は今年で29歳の世代なんですけど、この世代はYoutubeに投稿とかネットで配信するとか、SNSがそこまで主流じゃなかった時代に青春を過ごしていました。それこそ昭和のスタイルでディグっていたんです。毎月、雑誌で情報を収集して、CDを買って聞いていて。今でも大切に保管をしています。最近は普段でもサブスク(※1)や配信を利用していますが、聴いていていいな!と思った曲は絶対にレコードやデータを買うようにしているんです。それがゆくゆくは自分の財産になると思っていて。最終的に自分が興味のあることは物でもモノじゃなくても(レコードだろうがデータであろうが)〝購入することが大切〞なんだと思います。お金を払うことで所有権を持ち、自分のログに残す。それを5年後、10年後に聴き返してみた時に「やっぱり、これめっちゃかっこいいじゃん!」みたいな音楽との再会もずっと掘ってきたからこその楽しみ方だと思うんです」。

 

 

ディグっても見つからない時は
信頼できる友人に聞く

あとは友達に教えてもらうのがやっぱりベストだと思います。信頼できるセンスの持ち主に「お前だったらこれが好きだと思う!」って教えてもらった曲って大体当たってますよね。あと、誰が再生ボタンを押したかで音質が変わるという説。ボタンを押したときに人間の体に超微弱な電気が通っているはずなんでそれで音質が変わるっていう。そういう話をしてるスタイリングエンジニアの人がいて、結構腑に落ちました。誰かが押したことによって良いマスタリングになって、「今までまったく興味の無かったジャンルだったけど、この曲聞いてハマったんだよね」ということはあります。そういう余白のある定説があると人生って楽しいですよね。」 どんな時代でも新しい扉を開けるのはまず自分から!気になったことに対して、自分で調べ、それでも分からなかったら人に聞く。当たり前のようなことだけど、インターネットでなんでも調べられる時代でもその基本的な姿勢は忘れてはいけない。レイジさんをお手本に、SNSやデジタルコンテンツを利用しながら、もっともっと新しい音楽と出会えるチャンスを自分から掴んでいってはいかが?
(※1) サブスクリプションの略。これまでの既存のサービスで一般的に提供されて来た期間、回数、種類を超えて利用できるようにした継続利用を前提とした定額サービス。

 

 

新しい音楽に出会える
今のデジタルコンテンツ

オカモトレイジさんのディグる方法のひとつにYouTubeというキーワードが!
海外のインターネット配信番組で新しい音楽と出会うのはいかが?
才能溢れるアーティストの新しい一面を覗ける純粋な配信番組はどれもクオリティ高めです。

01.Tiny desk Concert

 

 

小さなデスクを囲んだ
ハッピーな配信コンサート

ーネット番組。レジェンド級の超大物から新鋭アーティストのライブが披露される空間はなんとNPR音楽部門の本物のオフィスの中!最近では、日本のガールズバンド、CHAIも出演を果たしたよ。

 

 

 

02.A COLORS SHOW

 

 

才能溢れるアーティストが出演!
一色の空間で歌われる

ベルリン発の音楽プラットフォーム「COLORS」によるショーケース。“all colors,no genres”をコンセプトに世界中の才能溢れたユニークなアーティストが出演。一色の空間で歌われるシンプルな構成がアーティストたちの真のポテンシャルを引き出してくれる。

 

 

 

03.Against The Clock

 

 

“10分”で一曲を作る姿に釘付け!
音楽制作の裏側が覗ける企画

イギリスの音楽メディア『FACT MAGAZINE』が公開しているYouTubeコンテンツ。話題のプロデューサーやアーティストが10分間の中で一曲を作る姿には釘付け!ロンドンのアーティスト、トム・ミッシュも出演し、ギターやピアノを録音している姿には思わずうっとり……。

information

オカモトレイジ

OKAMOTOS ドラマー)

今年6月に行われた日本武道館ではソールドアウトを果たしたロックバンド、OKAMOTOSのドラマー。DJとしても多岐にわたり活動し、自身がキュレーションを手がけるエキシビジョン「YAGI」も話題の的に。