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PERK No.23 Special Interview with
Maiko Shibukawa

渋川舞子さんにインタビュー
“商業的なものに対する
反骨精神がマインドの軸”

2018.02.01 fashion interview magazine

アンダーグラウンドという単語には様々なニュアンスが含まれているけど、商業的ではない、
目に見ることはできないものに重きを置いた場所、モノ、人々のことを言うのかもしれない。
9割ではない、1割側の価値観が渋川舞子さんのライフスタイルの軸となり、
今日のモノが溢れる時代に大切なものを選ぶ基準を教えてくれる。

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Profile
THE FOUR-EYED ディレクター/スタイリスト。ロンドン留学やファッションレポーターのキャリアを経て、新宿歌舞伎町に構えるセレクトショップ「THE FOUR-EYED」のディレクターを務める。その他にもスタイリストやディレクターとしてもマルチに活躍する。

 

 

“メインストリームとは違う視点で
物事を捉えることがわたしのスタイルの軸”

 歌舞伎町の歓楽街のど真ん中にお店を構えるセレクトショップ、ザ フォーアイドのディレクターとして働く渋川舞子さん。ファッションを結ぶ各都市の新鋭ブランドを取り扱い、既存のレールには囚われない発信方法で東京のファッションシーンに今、ムーブメントを起こしている。そんな彼女のスタイルのマインドの軸は編集者、都築響一氏の物事捉え方に共感したという。
 「自分のスタイルを作るうえで、メインストリームとか商業的なものへの反骨精神があります。みんなが興味のないものとか、結果的にお店に売れ残っているものが、私の欲しかったものですね。どこかで誰とも被りたくない、オンリーワンな存在でいたいって言う意地のようなプライドが私自身のファッションに表現されているんだと思います。そういったアンダーグラウンドなマインドは編集者兼写真家である都築響一さんの本に出逢い、考え方に共感を得た事でより確信を持つことができました。東京のリアルな感覚をメインストリームとはまったく違う視点で物事を捉えているところがおもしろいなって。中でも都築さんが自らカメラを片手に東京人の暮らしを捉えた写真集「HAPPY VICTIMS 着倒れ方丈記」はとても衝撃を受けました。ファッションブランドを一方的に愛するあまりブランドのために生活を捧げつづける幸せな犠牲者たちの写真集。どんなに家が狭くても、生活が苦しくなっても、外に出て身に纏う服は豪華で美しくありたいというエゴが人間くさくて愛おしいと思うから凄く好きです。自分に置き換えても凄く理解できるし、生活を捧げてひとつのものに執着することは世間では恥ずかしいと思われがちだけれどこれって実はすごい事だし、日本人の誇りであると改めて気づかせてくれた本です。自分自身も毎日身につけるものはブランド、古着問わずに100%自分が表現されるファッションに身を包んでいます。スタイルの軸を持つことは芯のある人格を形成することが大切。その考え方は都築さんのメインストリームでは通用しない、少し斜めから入った物事の捉え方に共感し、私のファッションに対するマインドに繋がっているんです」。

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“ロンドンのアングラパーティーシーンを
連想するエネルギッシュなものが好き”

「私のスタイルはトラ柄とかパイソン柄とか、光沢感のある素材、キラキラとした輝きのあるアイテムが中心です。アンダーグラウンドのパーティシーンが連想される素材やアイテムがファッションの表現をする時のひとつの軸となっているかもしれません。ロンドンに留学をしていた時はファッションパーティーが全盛期のとき。ケイト・モスやビョークがいたり、ドラッグクイーンがいたり、派手であれば派手である程良いし、地味な格好をしていると入れないようなパーティによく遊びに行っていました。元々派手な服を着ることに抵抗がなかったですし、オリジナリティを全て受け入れてくれたロンドンでの生活のおかげで今のスタイルが確立された気がします」。

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01_Shiny materials

ライムグリーンのシルクシャツ:(A.V. ROBERTSONA)、ピンクのサテングローブ(※vintage)、ピンクのベルベットジャケット(TOPSHOP)、シルバーのブーツ(※vintage)、グリーンのベルベットパンツ(NEITH NYER)、シルバーのパンツ(TOPSHOP) ※すべて本人私物

 

 

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02_Glitter jewels

イヤリング(Ashley Williams)、チョーカー(UNIF) ※ともに本人私物

 

 

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03_Tiger&python pattern

トラ柄ハット、トラ柄トップ、トラ柄ベルト(すべてTHE FOUR-EYED ※vintage)、トラ柄スカーフスカー フ※ハンドメイド、パイソン柄ロングブーツ(ASOS) ※すべて本人私物

 

 

 

カルチャーを発信する人たちと
出逢えるお気に入りスポットを紹介!

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THE FOUR-EYED@新宿
“お客さん、お店という関係性以上に
様々なチャンスが与えられる場所”

「実際に足を運んでみないと分からないブランドの情報は必ずあります。コミニュケーションを通し てファッションの知識を得られる場所としてこのお店ももっと盛り上がっていければなって思いま す。“お客さん、お店”という関係性以上に、線引きをせずに色んな人がチャンスを作れる場所を目 指しているんです。ここのデザイナーさんは友達だからモデルやってみない?とか、このブランドが好きなら今度撮影一緒に立ち合ってよとか、単に売る側買う側の関係性ではなく、ファッション が好きで来てくれるお客さんのその情熱を燃やす矛先やきっかけを作る場所として様々なチャンスが与えられるようになればいいなと思っています」。

 

住所_東京都新宿区歌舞伎町2-8-2 パレドール歌舞伎町 1F
TEL_非公開
営業時間_13:00~21:00

定休日_不定休
URL_thefoureyed.net

 

 

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ダイトカイ@恵比寿
“年齢や体裁を越えた
コミュニケーションの場”

「出版社兼カフェBARであるダイトカイは若手のクリエイターが表現するためのフリースペースも あってよく飲みに行きます。とにかくはちゃめちゃな人が集まっていて(笑)。プライベートでしかほとんど会わないので後から知ったのですが、みんな割としっかり仕事している人が意外に多くてそのギャップもおもしろくて通うようになりました。例え私が年下に罵倒されても、年上の人を叱っても、誰も何の違和感も感じない場所であることが本当に心地良い(あくまで私の主観ですが)。それは東京ではまだ新鮮だけれども、そんな年齢や体裁を越えたコミュニケーションの場がもっと増えたらいいなって思います」。

 

住所_東京都渋谷区恵比寿2-20-16 estマニヴィア 1F
TEL_03-6427-5109
営業時間_19:00~26:00(月~土)、19:00~24:00(日曜)
定休日_火曜日
URL_daitokai-tokyo.com

 

 

 

友人のEYTYSが毎日の足もとを支える

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海外バイイングに行く時の
おともは友達のブランドで

「コレクション時期に海外へバイイングに行く時は無理してヒールを履くと本当に辛い思いをするんです……。そんな時に恥じらいがなく履けるスニーカーがこのエイティーズのスニーカー。お店を立ち上げるタイミングに友達が働いていて、取り扱いを始めたら世界的にも人気が出てきました。そんなストーリーのあるエイティーズはグラフィックデザインや現代建築にインスパイアされたプロダクト。厚底のラバーソールは海外の出張中に身長も盛れるので大活躍です(笑)」。
左:スニーカー¥31,320、右:レザーシューズ¥39,960(ともにEYTYS/ザ フォーアイド)

 

 

 

PHOTO_Yuko Saito[horizont]