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Loyle Carner
First Show in Tokyo

彼もサウスロンドンからやって来た。
ロイル・カーナーの初来日をレポ!

2018.06.12 event music

いやはや、サウスロンドンは一体どうなっているのでしょう。
次から次へと才能あるミュージシャンが輩出され、それはジャンルも国境も飛び越えていく。
現在発売中のパーク最新号でも紹介している、5月17日に渋谷のWWWで行われた
注目ラッパー、ロイル・カーナーもそんなムーブメントを牽引する一人。
本誌ではスペースの都合上その詳細をお伝えすることができなかったので
オンラインの方でしっかりレポートさせてもらいます。
即完売、超満員となったプレミアライブの熱気をお届け!

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スケプタやストームジーとも違う
独自のオーセンティックなスタイルに熱狂!
UKヒップホップは確実に更新されています

それは本編に先立って行われたレベル・クレフによる約1時間のDJから明らかに違っていた。
「UKヒップヒップ」という言葉が持つイメージは、D・ダブル・Eやスケプタやストームジーといった
いわゆる「グライム」と呼ばれるアンダーグラウンドな流派がその大部分を占めているが、
今回ロンドンからやって来たこのフットボール好きの男が生み出す「UKヒップヒップ」は、
荒んだ日常と接続するのはなく、ジェイムス・ブレイク以降のソウル/ポップ感覚で
家族の在り方を丁寧に描いたり、ガールフレンドとの日常を詩的に綴っている。

 

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S.C.I Youth Choirの「The Lord Will Make A Way」を大胆にサンプリングした佳曲
「The Isle of Arran」の壮大なイントロからスタートしたこの日のライブは、
「+44」、「Seamstress」、「Stars & Shards」、「Mufasa」と続き、
盟友トム・ミッシュを迎えた「Damselfly」で最初のクライマックスを迎えた。
なんなんだろう、トム・ミッシュとのこの相性の良さは!共作の「Nightgowns」や
トム名義でフィーチャリングされた「Water Baby」や「Tom Misch」もことごとく良い。
現在のロイル・カーナーの音楽像の形成に、トム・ミッシュが果たしている役割はかなり大きい。
なんてことを考えながらライブは「Florence」、「No Worries」、「Gotham」と進み
初期の代表曲「Cantona」を披露、後半戦は「BFG」、「Tierney Terrace」、
「Ain’t Nothing Changed」、「NO CD」と畳み掛け、最後の「Sun of Jean」でフィニッシュ。

 

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その豊かな音楽性を満喫できたのはもちろんのこと、彼がかつてロンドンの名門芸術学校
「ブリット・スクール」(エイミー・ワインハウスやアデルを輩出したことでも知られる学校で、彼自身は
キング・クルールと同級生だったという)で音楽ではなく演劇を専攻していたことが影響しているのかは
分からないが、ステージ上のパフォーマンスが非常に素晴らしく、まさしく演劇を観ているかのように
すっかり魅了されてしまった。なるべく早く再来日してくれることを願うばかり。
そしてファンの皆様はサマーソニックで来日を果たすトム・ミッシュもお見逃しなく。

 

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PHOTO_Takayuki Okada
TEXT_YOHSUKE WATANABE

information

URL_http://loylecarner.com/

INSTAGRAM_@loylecarner